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≪進撃の巨人≫ 蒼翼の天使 

第11章 二人からのお誘い


コンコンっ______

ドアがノックされた。
「失礼します。」
と入ってきたのはエルドだった。

後ろにはモブリットの姿。


二人はティーポットと
ティーカップを片手に入ってきた。


ふんわりと紅茶の優しい香りが部屋に漂う。


「オイ・・・。エルド。」
とリヴァイがため息交じりにつぶやいた。


「はい。兵長」
とエルドの顔が曇る。


「お前・・・酔っぱらって
寝たってのは本当だったのか」
と鋭く眼光を飛ばす。


「・・・・はい。すみません。」
とエルドは頭を下げる。


「フィンをかばっているのかと思ってたのに
ほんとに酔いつぶれてたんですね・・・」
とモブリットが少し呆れながら苦笑いする。

「フィン、肩は大丈夫??」
モブリットは優しく微笑んだ。

「ありがとう、大丈夫です。」
フィンは笑顔で答える。



リヴァイに睨まれながら
「・・・・フィンがお酒強いのもあるかと・・。」
エルドは、ハハっと困り顔に笑う。


「事故だったと思います・・・。」
とフィンはクスリと笑う。

「え、
俺何かした?」
とエルドの目が丸くなる。


「覚えてないならいいです。
未遂ですから。」
くすくす笑うフィン。


リヴァイが深く溜息を吐く。


「エルド、お前はしばらく禁酒だ。
あと俺が今度訓練つけてやる。」
リヴァイがエルドに睨みを利かせる。


「・・・はい。」
しゅんと落ち込むエルド。


どうぞ。
とモブリットは紅茶の入ったティーカップを
それぞれに配り歩く。


ダージリンの香ばしい香りに
フィンは
「これ、私のお店の・・・。
おいしそう・・・・。」
とフフっと笑みを
浮かべマイペースにつぶやく。
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