第15章 道を教えて
はアイムの合図と共に、拳銃を持っていた手を蹴り上げた
「!!」
その隙にアイムが蹴りや拳で攻撃
もちろん、一般市民なので寸止め
蹴り上げた拳銃はの手に落ちた
アイム「これ、おもちゃですね」
「………」
『はい』
は男性に拳銃を渡した
「あんたら一体……」
アイム「こう見えても…海賊なので」
『うん』
「海賊…?まさか……今巷で噂の宇宙海賊…!?」
アイム「はい」
『うん』
「……!!すいませんでした!!」
男性はアイムとの前で土下座
「どうか許してください…!出来心なんです!止むに止まれぬ事情があったんです!」
アイム「事情?」
「あの……会社辞めて店出したんですけど……金を借りた先がもう絵に描いたような悪徳金融で…!わずかな貯金も店も全部取られて…借金まで背負わされて…っ……」
アイム「……分りました」
『アイム?』
アイムはモバイレーツを出して電話をかけた
アイム「あ、ハカセさん?私たち今、誘拐犯さんと一緒なのですが…」
ハカセ《誘拐犯…!?》
アイム「お金が必要だと仰っているので、日本円で…… 3億円ほどご用意頂けますか?」
「おい!!」
アイム「きゃっ…!」
『アイム…!』
男性はアイムからモバイレーツを取り上げた
ハカセ《アイム…!》
ルカ《アイム!?!?》
男性はモバイレーツを切った
「ちょっと…!何やってんのアンタ…!!」
アイム「お金は私が都合します。もう大丈夫ですよ」
「いや全然大丈夫じゃないよ!今のまるで脅迫電話じゃないか!」
アイム「脅迫だなんて…!そんなつもりは…」
「しかも…何…?3億円!?俺の借金3000万だよ!?」
アイム「たくさんある方が、助かるかと思いまして」
「いやいやいやいや!!わからないわからない!!俺、宇宙海賊がわからない!!ちょっ……どうやるの」
男性は電話をかけ直そうとアイムに聞いた
ルカ《もしもし!?アイム!?!?》
マーベラス《おい》
「あ、もしもし?あの、先程のお電話なんですけれども………いやあの…そうだと言えばそうなんですけど…違う……………」
モバイレーツを閉じた
「もう終わりだ……」