第36章 夢を叶えて
カケラが現れの中へ入っていく
―――――
「お嬢様!また勝手に外に出かけられたのですか!」
『……だって…ずっとお部屋の中じゃつまんないんだもん…』
「それくらいにしてあげて、マリア」
「奥様…!」
「ごめんね、。外に出たいよね」
『………』
「ごめんね……力を授かったせいで…」
―――――
『…!…そうか…だから私は……』
外に出ることを禁じられていたんだ…
『(繋がってきた……記憶が……)』
戻ろうとロッドを鍵に戻すと
ガクンッ…
『!』
バランスが崩れて地面に倒れる
『足に力が入らない…』
前回も鍵に戻った瞬間に力が抜けた
『もしかして……この鍵のせい…?』
は無理やり立ち上がり、歩き出した
『(もしバレたら……使うなって言われるかもしれない…。それだけは…絶対に嫌だ…)』
ガイ「ちゃん!」
『ガイ…』
ガイ「大丈夫ですか!?」
『大丈夫』
ガイ「でも…顔色悪いですよ!」
『大丈夫だよ』
ガイ「………」
『……わっ』
ガイはを抱き上げた
『ガイ…!』
ガイ「ちゃんの武器のせいですよね」
『…!…何で…』
ガイ「戦隊の女神様の武器って…自分を犠牲にする武器が多いって聞いて……もしかしたらって…」
『お願い……皆には…言わないで…』
ガイ「ちゃん…」
『使うなって言われる。それだけは嫌なの』
ガイ「…わかりました。このままガレオンまで運ばせてくれたら黙ってます」
『……わかった』
ガイ「はいっ」
―――――
ルカ「…!」
『ルカ!』
ガイはを降ろした
はルカに抱きついた
『ルカ行っちゃうの…?』
ルカ「!…行かないよ。ここにいる」
『ホント…?』
ルカ「ホント。でもカインにまたねって言ってくるから、先にガレオンに戻ってて」
『わかった』
その夜、戻ってきたルカに安心し、その夜は一緒に眠ったなのでした