第35章 ヒーローだァァッ!!
男性はリュウレンジャーの天火星・亮
今日はバザーがあるようで、準備をしていたらしい
ガイ「バザー…ですか」
亮「あぁ。ここに皆を集めてね、うちの商店街の恒例行事なんだ。俺は言うまでもなく、餃子」
『美味しそう…』
亮「だろ?」
ガイ「…また餃子って…これが亮さんの今できる精一杯のことなんですか…!?」
亮「何をイライラしてる?変身できないのがそんなに辛いのか」
ガイ「えぇ…辛いですよ…死ぬほど…!呑気に餃子なんか作ってるあなたと違って!」
『ガイ…!』
亮「言ったろ。俺は腕を磨いてこの餃子を世界1の餃子にしたいんだ。世界一の餃子なら、食べた人は皆おいしいって笑顔になる。世界一の餃子は、世界一の多くの笑顔を作れるって思うからね」
ガイ「何が言いたいんです…」
亮「忘れてるんじゃないのか。1番大切なことを」
ガイ「………」
『………』
その時、餃子のパックが吸い寄せられるように消える
「「『!』」」
ザキュラ《へへ〜んだ〜》
バザーで売るはずだったチョコバナナやイカ焼き、全てを吸い込まれてしまった
「「『ザンギャック!』」」
ザキュラ《ごちそうさま〜!ゴーミン!やっちゃえやっちゃえ〜!》
商店街の人たちがゴーミンに襲われる
ガイはもどかしい気持ちで見ている
『クリスタルロッド!』
は走り出し、ゴーミンと戦う
ガイ「逃げて!」
『ガイ…』
ガイはゴーミンたちと戦い始める
亮「ハァッ!」
その様子を見た亮はゴーミンたちに殴りかかった
ガイ「亮さん…!」
亮「それからもう一つ。変身できなくなった俺は世界を救うことができないかもしれない。だが…目の前の敵を見逃すほど…俺は歳をとっちゃいないぜ」
亮は法被を脱ぎ捨てた
亮「リュウレンジャー!天火星・亮!」
ガイ「…!」
亮「天に輝く5つ星!五星戦隊ダイレンジャー!」
ゴーミンたちが走り出す
亮「行くぞ!」
亮はゴーミンたちを蹴散らしていく
『すごい……私も頑張らなきゃ…!』
ロッドが青く光る
『“切り裂け” アクアブローディア!』
ガイ「…俺がヒーローになりたかったのは…変身できるから…?」
亮「ガイくん!」
『ガイ!』