第32章 友の魂だけでも
ザイエンは走り出しゴーカイオーたちに殴りかかる
しかしハリケンゴーカイオーの手裏剣と豪獣神のドリル攻撃に倒れる
手裏剣チェーン、無限手裏剣の攻撃でダメージを与えていく
そして風雷アタック、トリプルドリルドリームでトドメを刺した
ザイエン《バカな…!この…私が…!》
ドォォォン!
カケラが浮かび上がり、の元へ
―――――
『どうして私は外に出られないの…?』
「すみません、お嬢様……これはお嬢様を守るためでして…」
『……外でみんなと遊びたい…』
「申し訳ありません…」
―――――
寂しくて……悲しい気持ち……
『ん…?お嬢様…?』
見たことない人が出てきた……あれは誰…?
それにお嬢様って……?
―――――
深夜
見張り台に誰かいる
『………』
はキッチンでホットミルクを作る
そして降りてきたジョーに声をかけて2人でソファに座った
ジョー「美味いな」
『よかった』
ジョー「………」
『ジョーならきっと大丈夫』
ジョー「え…?」
『救ってあげられるよ、先輩さんのこと』
ジョー「…!」
『ジョーなら』
ジョー「…あぁ、必ず…救ってやる…」
『でも…苦しくなったら言ってね。抱え込むのは辛いから』
ジョー「…!あぁ、そうだな」
『うん』
ジョー「(お前が一番…辛い記憶を背負っているんじゃないのか…)」
はソファに膝立ちし、ジョーの頭を腕の中に包み込んだ
ジョー「!」
『私…あんまり役に立たないけど……こうしてぎゅってすることはできるよ』
ジョー「…あぁ……ありがとう…」
『うん…』
―――――
ジョー「(……いかん…これはいかん…!)」
の胸元に自身の顔があるのに気がついたジョー
ジョー「(くっ……ただの変態じゃないか…!だが……しかし……柔らかい…っ…!何だこのマシュマロのような柔らかさ……!)」
『ジョー?』
ゴッ!!
『!』
から離れて自分の頬を殴るジョー
『ど、どうしたの…!』
ジョー「いや、何でもない…いいんだ…」
『…?』