第51章 ❤︎ 彼氏の性癖が歪んでいる件 黒尾鉄朗
「ん、ふ……ぁっあっ」
そんな状況が徐々にあてがわれた先で割れ目をなぞるように前後に動かすと静かに水音が奏で始める。
「お?ちょっとずつ濡れてきたんじゃね?この姿勢、胸もクリトリスも触り放題だし、挿れたまま前戯…、ってもう挿れてんだから前戯でもなんでもねぇけどいちか的にはどうなの?」
「やだ。普通のがいい」
「えー?けど段々濡れてく感覚、いちかも分かってんだろ?」
「そうだけど」
「気持ちいいってこと、認めろよな?」
耳朶を甘く噛んだかと思うと、腰を打ちつけられて急激な圧迫感に思いっきり体はのけ反った。
「ひゃあ…っ」
「濡れ始めてたら慣らしてなくても全然余裕だな。絡み付いてくるみたいですげぇ気持ちいいわ」
「てつ…ろ、……腰、抜けちゃう」
上手く息ができないし膝がガクガクして鉄朗の支えなしには立ってられそうもない。
「いちかってさ、感じ始めると濡れるタイプだしあんな際どい水着着せたら大変なことになってたかもな?色んな奴に視姦されて濡らす…とか俺的には最高だけど」
激しく突いたかと思えば一定のペースで焦らすようなに甘く体を揺らす。会話するくらいの余裕があるのに体はしっかりとホールドされてて逃げ場もない。
「いちかのやらしい姿想像してたら、無茶苦茶に犯したくなってきたわ。このままバックさせて…?」
疑問符を付けても容赦なく犯すくせにのに…。体勢を変えるために一度引き抜かれたそこは次の快楽を期待するように疼いた。