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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第9章  ❤︎ 真夜中のプロポーズ 澤村大地



時刻は午前0時を回っていた。今夜は勿論お泊まりコースで情事後の気だるさが残るベッドの中で大地君の腕の中で丸くなって収まる。心地よい疲労感と体温に目を閉じればすぐにでも夢の中にいけそうだ。だけど久しぶりの2人の時間。重い瞼を開けて顔を上げた。

「もう0時過ぎてるけど寝なくていいのか?」
「なんかもったいなくて。眠いんだけど大地君の腕の中が安心できるから」

「俺も…。抱いてるいちかの体が丁度いい大きさで柔らかくて気持ちいい…」
「それって太ってるって言いたいの?」
「今までの一度もいちかが太ってるなんて言ったある?俺」
「ないけど…」
「だろ?」

いい雰囲気を壊しかねない大地くんの発言。しかも両手はお尻に置かれている、ような気がする。

「でもお尻に手を置いてるの気のせい?」
「だっていちかの尻、触り心地いいし。ここ、俺が安心するポジション」
「……やだ、すけべ」
「しっかりやることやってるし、否定はしない」
「さっきもさ、なんかいつもより激しくなかった?」
「犯してって言ったの、いちかだろ?」
「それはそうだけど、でもそういう意味じゃない」
「だからあんま煽るなって言っただろ?」
「いつもはもっと優しいからびっくりした」
「最後はほんと理性もたなかった」
「今夜の事、多分一生忘れないだろうな。お泊まりだって初めてだもんね」

思えば裸のままこうやって抱き合って過ごすのさえ初めてだ。いつも終わったら甘える時間もなくてすぐに着替えてるし…。仕方ないことだけど思い出せば可笑しくてつい笑ってしまう。

「何で笑ってんだ」
「だってさ、いつもは終わったらさっさと着替えちゃうじゃない?こんな風に裸のまま抱き合って過ごすことなんてなかったし」
「確かに、それは言えてる」
「着替えの途中で部屋ノックされた時は超焦ったよね」
「あったな。そういえば」
「そんなことも一緒に思い出しちゃうよね、きっと」
「けどこれからはこうやって二人で過ごす時間も増えるんじゃない?って俺は期待してるけど」
「私が一人暮らしするから?」
「そう…。俺の大学も近いし入り浸るかも」
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