第68章 ❤︎ 青城3年とルームシェア
花巻の浅い挿入が焦らされてるみたいで我慢も限界だった。太ももに愛液が垂れていくのすら感度を高めて一度ツンと奥をつつかれたらイッちゃいそうになる。
「や…、だめっ」
「あ、もしかしてここ弱い?」
「…っるさい」
「めちゃくちゃ濡れてるってか、出し入れするだけで俺の太ももまで濡れちゃってるんだけど」
二人の表情は見えないけどその楽しげな声に羞恥心が掻き立てられる。奥まで突いては中をかき回されて引き抜かれたあとを追うように体液が濡らす。
「ん、ぁ………、はぁぁ」
「んー、いい感じの潮吹き.」
「すげぇ、AV以外で初めて見たわ」
「あー、岩気付いてなかったもんな。さっきもびしょびしょだったけど。これも体質にもよるんだよな。いちかって感度良いかいけるかもって思って」
震えにも似た快感が体中を駆け巡って力が抜けて、上半身はくしゃくしゃのシーツに埋もれている。腰をしっかりと固定されて持ち上げられて岩泉の視線も感じるのに抵抗する力もない。全身の力が抜けた後の体に快感の余韻と熱い痺れだけが残る。
「じゃあ俺もラストスパートな?」
その一言の後、花巻の息遣いが肌に触れたと思った瞬間、ぼやけていた視界が真っ白になった。
暖色系のライトにしといてよかった…、ぼんやりとする意識でオレンジ色に染まった天井を眺めながら思った。もう少し微睡んでたいのに視界に岩泉の強面な表情が入ってくる。
「起きたか?」
「……ん、起きた」
「おはよ」
「どのくらい経った?」
「10分くらい。目がまだとろんってしてるよ」
「頭もぼーっとしてるもん」
寝かされたままのシーツは洪水状態で冷たくなってて気持ち悪いのに起き上がるのも怠い。なのにまだ下半身の熱が収まる気配すらなくて見つめられているだけで疼く。
「…外、明るくなってきてるじゃん」
「まっつんも起きてくるかもな」
「だったら早く片付けようぜ。あいつまで起きてきたら面倒だし」
「だな。俺はもっとできるけど、……残念」
「すげぇな」
「はいはい、そうだね。……ねぇ、起こして」
岩泉に向けて両手を広げる。“ん”と短く返事をして両手を引っ張って起こしてくれる。少しだけくらっとしたけど視界も良好で視線の先のものに感情が動く。