第68章 ❤︎ 青城3年とルームシェア
“俺の番ね”って爽やかに白い歯を見せたけど理解が追いつかない。外は薄暗くなってもうじき夜も明けてくる。松川だって起きてくるかもしれないのにもうこれにて終了でいいじゃん勘弁してよ。
「や、無理なんだけど」
「んー。でも、俺の方がもっと無理」
「さっきイッたばっかじゃん」
「言っただろ?回数はいけるタイプだって」
「せめて休憩させて」
「なんで?今、感度も上がってて気持ちいいと思うけど?」
肩まで羽織っていたタオルケットを剥ぎ取られて、ころんとうつ伏せに寝かされ柔なかなシーツに顔が埋まる。
「何、すんのよ」
「だってバックの方が気持ちいいもん」
「誰もするって言ってない」
「岩、悪いけどいちかの手押さえてて」
「いいのか?」
「無理矢理ってしたことないけど二人のセックス見てたら俺も興奮してきたし。それに正常位だけがセックスじゃないだろ?岩もついでに予習しといた方がいいんじゃねぇ?」
「ちょ、やだ」
「いちか、悪い…」
「待って。…んんっ」
両腕を頭の前で固定されて頭を上げることすらできなくて花巻がぐっと腰を持ち上げる。すっと冷たい空気が触れてゾクゾクした感触が体を駆けていく。脳内はすっかり休憩モードだったのにこんな下半身丸見えな体勢に羞恥心に頬が熱くなる。
「俺さぁ、このウエストから尻にかけてのラインがめちゃくちゃ好きで…。いちか、ウエストも締まってるしほんとたまんない」
花巻の人差し指が背中からお尻にかけてのラインをなぞるように触れ、最終的にお尻の割れ目から秘部へと長い指を滑り込ませる。
「や、……ん…っ」
「中、めっちゃ熱い。ゴムなしで挿れたいくらい」
「何言ってんだよ」
「冗談に決まってるだろ?んなマジな顔して怒んなよ、萎えんじゃん」
いっそ萎えてしまえばいいのにって花巻をきっと睨んでみるけど、花巻は鼻歌でも歌いそうなご機嫌な表情でゴムの袋を開けている。
「ってことで、いちかちゃーん、挿れるよ?言っとくけどちゃんとゴム着けてるからな?」
花巻の両手がお尻の位置を固定して竿の先で割れ目をなぞるりながらぬかるみにゆっくりと埋めていく。浅い挿入の後、ぐっと奥まで突き上げられて正常位のときとは違う角度で犯されていく。