第21章 承①オシリス神
マスター「外国の客人、ここはカフェですぜ?何か注文してくださいよ」
ジョ「アイスティーを5つ!」
アブドゥルが金を払い、マスターはアイスティーを注ぎながら言った、
マスター「ううん…やっぱり知りませんや」
5人は一気にアイスティーを飲み干した。
他の客にも聞いたものの誰も知らないと言ったので店を出ることにした。
ジョ「行くぞ、聞き込みを続けるぞ」
承「うん」
「こんなにもみんな知らないことってある?」
がつぶやくと、遠くから声が聞こえた。
ダービー兄(以下djd)「その建物なら知ってますよ」
一同「えっ!?」
するとその男はトランプをきり、含み笑いをしながらいった。
djd「間違いない。あの建物だ」
ジョ「き…君か!?今喋ったのは!今知っていると聞こえたが」
djd「はい」
ジョ「うん?」
djd「確かにその写真の館なら、どこにあるか知っていると言いました」
ジョ「なんだって!?本当か!?」
ア「そいつはありがたい!」
ポ「やった、こんなにあっけなく写真の場所が分かるなんて、俺たちラッキーだぜ!」
「んん…」
承「どうかしたか?」
「いや…こんなに簡単にわかるなんて…なんかおかしいなって…」
ジョ「どこだ!?教えてくれ!どこなんだ?」
すると男がトランプを弾いた。
次の瞬間なんと、トランプが全て並んで立ち上がりペアでピラミッドを作った。
「!?」
djd「ただで教えろと言うんですか?」
ジョ「そ…それもそうだな、悪かった、10ポンド払おう。さっ、どこなんだ?」
ジョセフはお金を出していった。
djd「ふふふふ、ふふふふっ」
男は目の前でトランプを見せた。
ジョ「ん?」
djd「私は賭け事が大好きでね、くだらないスリルに目がなくって病みつきってやつでして、まあ、おおかたギャンブルで生活費を稼いでるんですよ。あなた、賭け事は好きですか?」
ジョ「何を言いたいのかわからんが」
djd「賭け事が嫌いなのなら嫌いとはっきり言ってください?」
ジョ「だから何を言いたいのかと聞いているんだ」