第21章 結ばれる。　＊R18

侑君は一瞬、目を見開いて驚いていたようだけど、火がついたのかすぐに角度を変えて舌をねじ込んできた。


「ッン、、ンッ」

唇を貪れるように激しいキスに、全身が熱くなる。
お互いの舌が絡み、チュ、クチュ、グチュッと水音が響く。


「んっ、、ふぁ、、」

口内を動き回る舌に必死で応えようとするが息が苦しくて吐息が漏れた。
　

唇が僅かに離れ、トロンとする目をうっすら開けると、侑君が獣のような目で私を見下ろしていた。

その目つきに心臓が飛び跳ねる。


侑「・・舌、出して。」

言われるがまま、舌をチロッと出すと侑君の唇に挟まれ吸い上げられる。

ジュ、ジュルッ

濃厚で刺激的なキスに頭が痺れる。

「ん、、んんっ、、ハァ、」

侑「そんな可愛い顔して煽って…どうなるかわかっててやっとんの？」


頭がボーっとして上手く返事が出来ない。
ただもっと侑君を感じたい、と本能的に思ってしまう。


「・・もっとくっついてたい…」

侑「フッ、ええよ。もっと気持ち良くなろ…？」

侑君は艶っぽい笑みを浮かべ、自身のTシャツを脱ぐと床へ放り投げた。
鍛えられた上半身が顕になり、思わず見惚れてしまう。


侑「そんな見られたら照れるやん。」


きっと今の私の顔はだらしの無い溶けた顔をしているんだろう…
けど、侑君に触れたいし、もっと触れて欲しいと思ってしまう。


侑君は片方の口の端を上げ、再び私に覆い被ると、首元に顔を埋めてきた。


侑「ともみちゃん、エエ匂いするな。
ほんでめっちゃ甘い…。」

「っ、、んっ、、ぁ」

首筋から耳まで舌が這う様に舐められてゾクゾクとした快感が全身を襲う。

そのまま半開きになっていた口を塞がれ、舌を絡め取られる。

キスがこんなに気持ち良いなんて…。

金色の柔らかい髪を撫で、キスに夢中になっていると、侑君の片方の手がTシャツの上から胸の膨らみを柔やわと揉みだした。