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取り敢えずケーキが食べたいです【東卍夢(梵天)】

第18章 ただ私は蘭ちゃんの過去の写真が気になっただけなのに【後編】


蘭ちゃんは未だ私を抱き上げたままソファーへと腰掛けて猫可愛がりする、竜ちゃんはお腹空いてない?何か食べるか?とお茶やお菓子を用意してくれて、至れり尽くせりだなぁ…と蘭ちゃんの膝の上に腰掛けさせて貰い折角だから貰おうと茶菓子を摘んだ。

「いや…危機管理能力無さ過ぎでしょ。てかさぁ…ずっと蘭ちゃん、蘭ちゃんって言うけど、俺とお前どう言う関係な訳?」
「……どう言うとは?」
「例えば嫁とか?」
「嫁じゃないーー…んっ?」
「友達…とかじゃねぇよな?」
「そう、だけど…信じて貰えるかは、分からないけど」

私は過去の蘭ちゃんと竜ちゃんに苦笑いして事の内容を話し始めた。未来から来た事、未来の蘭ちゃんに拾われて居候させて貰い一緒に暮らしている事とか…諸々…

「いや…それを信じろって?」
「信じられないよね…でも本当なんだよ?」
「ふ〜ん♡じゃあやっぱり俺のじゃん♡」
「んっ?」
「未来で栞は俺のモノなんだろ?なら今の俺でも良いって事じゃん」
「んんっ?」
「俺が栞の事飼ってやるよ、だから一緒に住もうなぁ〜♡」
「んんんっ?」

蘭ちゃんはそう言うと私のまとめてあった髪を解いてしまった。そしてスンスンと髪の匂いを嗅いでにこにこと笑う。

「俺好みの匂い…」
「蘭ちゃんに買って貰ってるから…」
「へぇ…いい匂いだな♡」

あ、ありがとう?ただあの…蘭ちゃん擽ったいから、もうちょっと離れて欲しいかな?と言って見るものの、全く離れようとしない。寧ろ先程より距離感が近くなったような?
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