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取り敢えずケーキが食べたいです【東卍夢(梵天)】

第13章 夏だ!海だ!水着だ!プライベートプールだ!【前編】


「夏だ!海だ!水着だ!プライベートプールだ!」
「いや!隠せ!馬鹿っ!つーか何つぅ格好してんだよ!!馬鹿かお前は!!」
「春ちゃん、そんな馬鹿馬鹿言わなくても…」
「えっ?寧ろ何でお前はそんなに堂々としてるの?俺が可笑しいの?はっ???」
「だって…水着と下着は違うので?」
「いや、一緒だろ…意味が分かんねぇ、俺の常識が可笑しいのか?」

そう混乱する春ちゃんを他所に、ビスチェタイプの水着のフリルスカートの裾を軽く持ち上げて見せる。そこまで露出は多くないし可愛いと思うんだけどな。

先ずどうしてこんな物が家にあるのか、それは私が「最近暑いねぇ、プール行きたいなぁ…」と蘭ちゃんに零していたからである。その時蘭ちゃんは「梵天が管理してるプライベートプール行くか?まぁ1度首領に声掛けてOK貰えればだけど…」と聞いて来て「行きたい!ダメ元でも良いから聞いて欲しい!」と大きく頷いたのであった。そして首領である万ちゃんから許可が降りたようで、贈られて来た水着にセンスは良いけど胸のカップが当たっているから蘭ちゃんセクハラ!と心からの声を出してのは仕方ないだろう。

「と言う訳でプライベートプールへ行きましょう!」
「行くけどぉ、すげぇ複雑…」
「あ!後ね!万ちゃんからもOK貰ったの!今度は浴衣を贈るねって言ってくれた!」
「あぁそう…良かったなぁ…」

もう栞がいいならそれで良いかと終始振り回される三途春千夜なのであった。因みに相変わらずちゃっかりと写真を撮らせて貰っていたりする、ファンサは良いとして中々際どい格好を要求するからこれはもうグラビアアイドルか何かだろうかと、栞自身も思ってしまったのは仕方ない。
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