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流れる 〜呪術廻戦 五条悟※R18〜

第41章 ●戒める●


そんなこんなしてたら家に着いた。

「ただいま。」

「直哉さまー!大変でございまーす!」

俺付きの使用人が大慌てで走ってきた。

「何や?」

「真希様と真依様がお逃げになられました。」

「ハア?」

「五条悟の手引きのようです。」

「何やて?」

「真希様が先に高専東京校へ向けてお出になられ、その後続くようにして真依様は京都校へ。」

「やられた。」


せやけど悟くんもひどいなぁ。
俺に何の断りもなしに連れて行くやなんて。

これはもう悟くんに会いに行くしかないんちゃう?

恋ちゃんにも会って真希ちゃん連れ戻さなあかんな。


「よっしゃ!行くで!乗り込むで!」

恋ちゃんに会うの楽しみやなあ。

ますますええ女になってるんやろな。

あれ?そういえば悟くんって結婚とかどないすんのやろ?

あの恋ちゃんのことや。
悟くんが他所の女と結婚するのを黙って見てる訳がない。
悟くんが別の女と結婚して恋ちゃん、お妾さんになる事納得してはるんやろか?

その辺も会うたら聞いてみなあかんな。


次の日、意気揚々と高専に乗り込んだ俺。

「恋ちゃんどこにおんのやろ?ここも割と広そうやなぁ。」

「あのう、失礼ですがどういったご用件でしょうか?」

黒いスーツを着た男に声をかけられた。

「悪いんやけど恋ちゃんいてはる?」

「恋ちゃんとは、我が校の教員である龍恋1級術師の事でしょうか?」

「せや。恋ちゃんどこにいてる?」

「ただいまの時間はランチタイムです。天気がいいので外で召し上がると仰ってましたので、裏庭の方でないかと……」

「おおきに。ほなちょっと探してみるわ。」
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