第18章 みんなで旅行!
理鶯「自分は帽子だけで、全部蓮琉の為に取ってきていた」
盗みも自ら進んでやる
左馬刻「それから?」
理鶯「小官が軍に戻る時が来てな、少ししかないが金銭を渡したんだ」
その言葉に呂駆呂がピクリと反応する
呂駆呂「お前なんて言って渡した?」
理鶯「要らないと言われたのでな、“また今度”会えた時に返してくれたら良いと伝えた」
呂駆呂はチッと舌打ちをした
呂駆呂「アイツは“また”を嫌ってる。もう二度と来ない“また”を信じたくねぇんだよ」
呂駆呂の言葉に理鶯は迂闊だった事を知る
理鶯「今更謝っても遅いだろうか」
呂駆呂「お前はこうして会えた。だが、は人を嫌えず、人に甘える事を辞めたんだよ」
あんな思いをするくらいなら人を嫌った方が早いはずなのに、それが出来ない