第18章 みんなで旅行!
呂駆呂はポツリポツリと静かに話す
呂駆呂「クソガキを拾ったのも多分偶然じゃねぇ。戦争中だぞ?ガキ一人面倒なんか見れるはずねぇじゃねぇか」
捨てられた蓮琉と記憶が無い
呂駆呂「は死にながら生きてるようなもんだったろうな」
地べた這いずり回ってフラリフラリと崩れ行く街を見渡し、見つけた小さい蓮琉
呂駆呂「は賭けたんだよ。蓮琉が生きたいと言うか、死にたいと言うか」
死にたいともし蓮琉が言ったなら、はその手を血に染める事も厭わなかっただろう
けれど蓮琉は生きたいと言った
呂駆呂「だからはクソガキを助けた」