第18章 ペナルティ
3時間後一一
…やっと東京に着いた。
3時間が10時間ぐらいに感じたし〜。
あーもうだめ。
「えりかち〜ん。」
新幹線を降りたえりかちんに後ろから覆いかぶさる。
「東京に着くまで我慢できずに無理矢理えりかの隣に行くかと思ったが、よく我慢したな。敦。」
「もーほんとえりかちん不足で死んじゃうとこだったし〜。」
『もう、大袈裟だよ。むっくん。』
えりかちんはクスッと笑った。
…かわいー。このまま持って帰りたーい。
「今日はここで解散のようだ。さて、みんな帰ろうか。疲れただろう。」
「おー。帰ろーぜ帰ろーぜ。俺ねみぃーわ。」
「えりかちん、荷物貸して。帰ろー。」
『あ、いいよ!自分で持つから…』
「いつも言ってるでしょー。重い物は俺が持つからいーの。」
『…ふふっ。ありがと。』
そう言ってえりかちんは俺が何も持ってない方の手をぎゅっと握った。
「…かわい〜。」
ほんとに可愛すぎてどうしよー。
…とりあえず今から俺ん家に連れ込もう。←
そう決心して俺はえりかちんと家路についた。