第10章 偽装カップルを始めた理由
「入谷くん。どーしたの?」
「あ。ううん。
なんでもない。
なぁ。
カップル恒例の
ぁ〜んってやってみない?」
途端に冬海は赤面した。
「イマドキの中学生はすごいね…!
文明が発達しすぎてるよ…!」
爆笑www.
おもしれー。
「なに文明だよw」
「恋愛文明」
「笑える。
ムリすんな。
ふざけただけだから!w」
俺がフォークでタコさんウィンナーをさそうとしたら、
冬海が俺の手をとめて、
フォークを奪った
「はい。あ…あ〜ん:///」
なんだこの反応。
おもしろすぎ。