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【ハイキュー】思い出すのは、いつも【黒尾鉄朗】

第58章 5月上旬


仕事中


内線が鳴る





「お疲れ様です。佐藤です」



『お疲れ様です。外線1に赤葦さんからお電話です』



「わかりました。ありがとうございます」





なんだろう



基本的にはメールでのやり取りばかりだから

電話なんて珍しいな。



点滅している外線ボタンを押す。





「お待たせしました。

お電話代わりました。佐藤です」



『お疲れ様です。赤葦です。

お忙しいところすみません』



「お疲れ様です。

いえいえ。どうかされましたか?」



『すみません。佐藤さんのところ

もうサンプル届きましたか?』



「はい。ちょうど今確認してました」





周年企画のサンプル



さっき届いて、まさに今確認中だった。





『申し訳ないんですけど、今日貸していただけませんか?

うちにも今日届く予定だったのですが、手違いで明後日になっていて』



「大丈夫ですよ。

だけど、どうしましょうか?すぐに必要なんですよね?」



『今出先なのですが。

たぶん20分から30分くらいで御社に伺えると思うので

取りに行かせてもらえませんか?』



「わかりました。

着く前にまたご連絡いただけませんか?降りて行きます」



『本当にすみません。助かります。

ではまた連絡します。よろしくお願いします』



「はい。お待ちしております」





赤葦さん、相当慌ててた。


うちには届いていたことにホッとする。




手元のサンプルを袋に入れて準備して


通常業務をこなしながら、赤葦さんからの連絡を待つ。
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