
第119章 夫婦でおもてなしをしよう!前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ

「何の日と言われても…
今日はアクアトピアの、
ブライダルフェアの日だろ?」
「そう、でもただの
ブライダルフェアじゃないからね?
マリエ・エトウの新作発表のイベントね?」
今日はここでブライダルフェアがあって
丁度今の時間は俺達が
挙式をしたあの大水槽の前で
炭治郎が栗花落君と
模擬挙式をやっているから
多分あの2人とはそこで
合流出来るとみくりが言って来て
俺達にも…仕事がある…と
みくりが言って居たのだが
俺達の仕事が…模擬挙式でないなら
「って…もしかして奥さん…
新作のドレスのモデルか?」
「そうなんだよ、マタニティの
ドレスも今回用意してるからって。
それも…2wayでね、
妊娠してる人でもしてない人でも
着れる感じの仕様になってるからって
ウエディングドレスを再利用した、
サステナブルなドレスらしいよ?」
「俺は…要らなくないか?」
「その…ドレスの発表会の後に、
公式のHP用の新しい画像が
数枚欲しいんだってさ。アクアトピアさんが。
て言うのは正式に、うちの会社に
要望があったって炭治郎君が言ってたから。
ちゃんとしたお仕事…なのでした~ぱちぱちぱち」
みくりがニコニコの顔をしながら
手をぱちぱちと拍手をして見せて来て
もう俺にはこの辺りの一連の全てが
麻理恵先輩とここのあの館長さんと
炭治郎とそれから奥さんとの
策略にハメられた感が…して仕方ないのだが
「あの2人は了承済みなのか?」
「うん、ちょっとお仕事
お手伝いして欲しいって言ってあるよ?
どんな内容かは今から言うけど…
まぁ私がどうこう言うよりも、
麻理恵先輩と話せばわかるかなって。
その…ほら、雅ちゃんって真面目でしょ?
だから有休もとった事ほとんどなくて
気が引けてたみたいなんだけどね…
だったら、成瀬さんがお仕事の
お手伝いをってお願いしたらいいよって」
前に…俺達が有休を取得して
九州へ旅行した時に
自分達は有給使わずに
週末に予定を合わせて貰った事を
月城さんからあの後…
その事を気にしてる感じのLINEを
実際俺が受け取ってるからな…
確かに根っからの仕事人間で
真面目な性格をしている月城さんには
単なる旅行で長期に休むのは気が引けたのかもな
「あの人も…たまには
いい事を言う時もあるんだな」
「相変わらずね、杏寿郎は」
