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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第53章 春と言えば…? 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ



みくりの支度が終わるまでの間
新郎の控室で杏寿郎も同じ様に

モーニングに着替えさせられて

適当に纏めていただけの
髪をモーニングに合わせて
整えられてしまった

「いい身体してるけど、
何か、杏寿郎君はスポーツしてるの?
胸筋がしっかりしてるから、
良く似合ってるね、定番の白や黒も
いいけど、チャコールグレーもいいだろう?」

バンッと胸を成瀬が叩いて来て
押されそうなりながらも押し返すと

「新郎側なんて…何着ても、そうそう
変わりないんじゃないんですか?」

「そうは言うけど、新婦だけじゃ
結婚式は出来ないよ?2人じゃないとね。
きっと、あっちの仕上がりには驚くよ?
プロの仕事は確かだからね」

そんな話を居ていると
みくりの方も準備が整ったと
式場のスタッフがこちらに声を掛けて来て

成瀬と共に チャペルの方へと向かうと


誰も居ない チャペルに


一人で こちらに背中を向けて立つ


青いドレスを身に纏った


みくりの姿があって


自然光の差し込む チャペルの中で


その 鮮やかな青は…


鮮烈な 色に映る…


昨日と同じドレスであるのに…

まるで 別のドレスでも

身に纏っているかの様な…


そんな錯覚すら 起こしてしまう


「うーん、いいね。
昨日も薄々には感じてたけど、
みくりちゃんは、
カメラ映えする気がするな」

うんうんと成瀬が満足そうに
頷いていて

「てか、既に
撮影始まってるじゃないですか」

「ああ、だって、それは。
仕方なくないかい?杏寿郎君。
どうしても、ホラ、新婦の方がね
画像必要になるじゃない?」

「なら、俺、要らなくないですかね?」

「まだ、表情が硬いけど
カメラマンもプロだからね。
先に一人で枚数撮れば、表情の
硬さも取れて来るもんだしね」

その成瀬の言葉の通りに
みくりを新婦に変身させたのも
プロの仕事なのならば

みくりをモデルに変えて行くのは
プロのカメラマンの仕事と言う事か

『いいです、いいです、
今のその表情、はい、そのまま視線
こっち、はい、いいっ』

そのまま撮影を見守っていると
その言葉の通りに
みくりの表情がより自然に
柔らかくなっていくのが

ここから見ていると分かる

「でも、助かりました」

「何が?」
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