第1章 転校...!?
-萌歌side-
父「実験台だ」
「は?」
詳しく聞いたところ...
どうやらそのお父さんの同僚の知り合い?の人は
庶民が黒風学園に転校したら学校について行けるかどうかというデータが
欲しいということだった
そこでそのデータの1例目として私を黒風学園に転向させたいらしい...
もちろん卒業することが最低条件
バレて退学でもしようものならお父さんを即解雇
裏を返すとバレても卒業できたら大丈夫ってことだけど...
そんないい人いるわけない...
無事卒業できたら私たちの人生は一生安泰となるらしい
きっとその知り合いの人は私をチェスかなんかの駒見たいに思っている
そんな気がした
そんなのいやだ そう言えたらどんなにいいか
でもそんなこと言ったら家族みんなが路頭に迷ってしまうかもしれない
私の一言で家族が......
「分かった 行くよ」
父「いいのか? ごめんな」
母「萌歌もう1つ話があるのこの家社宅でしょ? だからすぐにでも引っ越さなきゃいけなくて」
父「きっと今よりも古い家になってしまうし生活だって貧しくなるすまない」
そう言いながらお父さんとお母さんは何度も頭を下げた
そんなお父さんとお母さんの頼みを断れるわけもなく
現在に至る
無事転校手続きを終えた私は豪華すぎる校舎をできるだけ頭に叩き込み学校を後にした