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黒風学園 [気象系]

第4章 出会い


-松本side-

リーダーを探しに木が少し生い茂っているところに行くと声が聞こえてきた

?「ただ話してただけだよ?」

...ん?..
この声どこかで ...声がした方に体を向けると


男数人が突き飛ばされた女に向かっているのが見えた
あれって... 前屋上にいた女じゃん!

でも..こんなとこで何やってんだ?

男「萌歌ちゃんが乱れてるとこ見てみたいなぁ」

?「やめて!!」

〜ブチッ ブチブチブチ〜


..助けなきゃ...
女に対して初めての感情に違和感を覚えつつも
体と口が勝手に動いた


「こんなとこで...何やってんの?」

もちろん俺が急に声をかけたものだから男どもは固まってて...
邪魔だと伝えたら要望通り消えた

でも女は全く動いてないから近づいて..

「...君..大丈夫?」

と声をかけると
前がはだけてることを思い出してジャケットを女にかぶせた
そのジャケットをぎゅっと握りながらこっちを見て

?「助けてくれてありがとうございます あの...あなたは...」

涙目の上目遣いに心臓が高鳴った

そんな気持ちから目を逸らすように
やっぱり,この子俺たちを知らないんだ...

この子となら仲良くなれるかもなんて
また柄にもないことを考えていた

「俺松本潤 1年A組ね 君は?」

?「嵐城 萌歌です」

「萌歌ちゃんね 立てる?」

手を差し出すと握り返してはくれるけど全然力が入ってなくて

「腰抜かした?」

萌「すみません 1人でどうにかしますので ...って何してるんですか?」

俺は萌歌ちゃんに背中を向けてしゃがんだ

「乗って?」

萌「でも...」

「いいから..ね? お姫様抱っこよりかはいいでしょ? 前とか見えないし」

萌「あっ ..はい ありがとうございます」

萌歌ちゃんは小さいながらもお礼を言って
かわいいななんて思った

萌歌ちゃんをおぶり、移動しながらニノ連絡をした
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