皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第55章 鬱陶しい 【ユースタス・キャプテンキッド】
「!…」
部屋を出ると、ちょうどキラーがキャプテンの夕食を手に持ち、部屋の前に立っていた。仮面越しからでもわかるほど、キラーが私を心配してるのがわかった。
キラー「すごい怒鳴り声だったな、大丈夫か?」
「…鬱陶しいって言われちゃいました。話しかけんなって…。」
キラー「…まぁ、そう気にするな。改造が終われば、また話してくれるさ。」
「…しばらく、キャプテンに付きまとうのやめます…。」
そう言い、自分の部屋に戻った。
キラー「あっ、おい…。」
キラーが声をかけてくれたけど、もう話す気になれなかった。その日は一晩中泣いた。