皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第48章 特別扱い 【ユースタス・キャプテンキッド】
ただ、海賊の船に乗っているというのに、戦闘は一切できない。だから、敵が来た時は隠れているしかない。得意なことは料理や洗濯…と他の人でも出来るようなことばかり。
「…あれ…塩が…ない……。」
塩が入っているであろう容器を持ち上げるも、もの凄く軽い。
「…」(買ってないのに…。)
私は仕方なく、キャプテンの部屋に向かった。
「キャプテン、失礼します。」
ノックをしてから部屋に入る。
キッド「なんだ。」
武器をいじっていたらしく、目線は手元。こちらを見ずに話しかけてくれた。
「調味料をきらしてしまって…ちょっと、街に行ってきます。」
今はリリーフ街という街に船を停めていた。