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キメツ学園ー輪廻編【鬼滅の刃】

第95章 僕の師範ー昔の話ー


師範はすごい人だった。

大好きだった。


だからこそ会いたくてたまらない。


師範

僕、柱になりましたよ。
記憶を取り戻しました。

師範とガラス、僕と銀子で過ごした日々のこと少しずつ思い出しました。

上弦を斬りました。


褒めてくれますか。


師範の稽古は本当に厳しくて、二ヶ月間何度も死にかけたけど、あの頃の僕はそんなこと考えてなかった。

師範が何度も止めてくれましたね。あの時は言うこときかなくてごめんなさい。


ごめんなさいごめんなさい。


あんなにすごい師範の、ダメな弟子でごめんなさい。何もできなくてごめんなさい。

忘れてしまってごめんなさい。

二度と忘れません。

忘れません。


俺はあなたの存在をなかったことにはしない。


愛してるから。
大好きだから。

あなたの幸せを祈り続けるから。


僕が死ぬ日には、どうかあの世で僕を抱きしめて。


過去に何度もそうしてくれたように。


ありがとうございました、師範。
僕は最後の戦いに行ってきます。


あなたがいなくても僕はもう大丈夫。


……それでも

それでもまだダメなところはあるから。


やっぱり、僕はあなたに会いたいです。


























































何分手を合わせていたか分からない。

目を開けると、アマモリさんは隣に立っていた。


「俺さっき運命って言ったやろ?」

「?はあ…」

「キリキリちゃんはそれ見越してたみたいでな。」


アマモリさんは言葉を選んでいるようだった。


「あの子が君に残した遺書があるんよ。」

「…え?」


他の柱に残した遺書は、僕も見せてもらった。でも僕宛の遺書なんて聞いたこともなかった。
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