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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第10章 体育祭





何とか僅差で1位でゴールし、借り物のお題を確認される


「さあてお題は何ですか!」

「これっス!あー好きな人とかじゃなないんスけど!内緒で!」

「ああーはい!審議ありますが…大丈夫でしょう!ゴールです!」

『待て何引いたんだ涼太』


公開されないお題に先輩同級生問わず女性の「何引いたのー!!」という声が響くが何も答えない

しばらくして全員ゴールすると、次の組が始まる。1年最終レース赤組のトリを飾るのは征十郎。この人以外に相応しい人はいなかった

お題を選んだ征十郎はそのまま表情変えずに走ってくる


「赤組!お題は」

「所属部活の部長か副部長だ」

『あー流石です。征十郎さん』

「名前なんで黄瀬君に選ばれたんだ」

『あたしも知らん』

「あー名前っちにはあとで言うんでね!行こ!」


征十郎を置いて去ろうとしたとき、2年生男子の借り物競争が始まった。先頭に良く見知った虹村さんが赤いハチマキを付けているのが見える

まあ最初は運動部の戦いだもんなと思って歩きながら見ていると、虹村先輩と目が合った


「苗字!お前でいい!来い!」

『なんですかその消去法とかその辺にあったからみたいな選び方』


そこまでゴールから離れていなかったので虹村先輩がそのままゴールに来てマイクを持っている人の前にあたしを立たせる

さっきから何なんだと思っていると、虹村先輩がお題を開いた


「お題は、好きな異性!?」

「あーオレが引きたかったやつっスー!!」

『げ』

「違う。こいつはオレが所属しているバスケ部のマネージャーで仕事をしっかりこなしてくれて信頼している
信頼ってのは好き一緒だろ?で、ちょうどゴールに近かったからバスケ部の女性マネージャーを代表して選んだだけだ」

「こんな早口で喋る虹村さん初めて見たね」

『誤解されたら困るのあたしだからな』

「あ~運営からオッケーでました!1位赤組です!」


虹村先輩の喋り、弁明というべきか迷うがそれのおかげで最初向けられていた敵意はなくなった

ただ黄瀬ファンには目の敵にされている気がしたので変な汗をかいた






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