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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第48章 最後の合宿





「オレ1番な!」

『レギュラーは最後って言ったでしょ。なんならキセキ達は大トリね』

「ボクもですか?」

『うん』

「苗字オレら殺す気か!?」

『ハハハそんなわけないじゃーん』

「笑い方が棒読みなのだよ」

「名前ちん怖~」

「…オレ遺書書いてねぇっスわ」

『さつきの料理はそんなに効力ないよ まあ…可能性がなくはないけど』

「冗談だったんスけど!?」


涼太の言葉を冗談には思えないなぁと思いまた軽く笑ってみせる。過去食べた大輝とて死んでいないんだし大丈夫だろうと考えながら3年生を捌いていく

そうしてようやく訪れたカラフルな頭たちの番
残った5個の中には少しあたしが作ったものが残っている

どうだろうと腕を組みながらテーブルの前に集まる彼らを見る


「5個って…1つ足りなくないっスか?」

「オレが食べないからいいんだよ」

「なんだそれ!? 赤司ずるいじゃねえか!」

『主将が倒れちゃダメでしょうに』

「それならオレだって副主将なのだよ!」

『緑間は倒れても大丈夫』

「どういう意味なのだよ!」

「じゃあ選ぼーオレもう決めてるんだー」

『ちょっと待って』


長いテーブルにバラバラに置かれたデザートを集め、どう置くべきかを考えてから等間隔に置き直す


『はいどーぞ』

「誰が最初に来るんだい?青峰からかな?」

「お、オレが行くのだよ」

「緑間っち!早まるんスか!」

「なぜなら今日のおは朝で蟹座は4位、ラッキーアイテムはミネラルウォーター、ラッキーナンバーは1!つまり今のオレは最強なのだよ!」

『4位とはまた微妙な』

「緑間君…おは朝終わったらどうなるんですかね」

「てことでオレは左利きだから左から1番目を選ぶのだよ」

「早く選んでミドちーん」

「分かってるのだよ」


パクりと緑間が1口食べた瞬間に、「ぐっ!」と膝から崩れ落ちる。作戦通りの展開に思わず笑顔が溢れてしまい、残るメンバーからなんて顔してんだという目線をもらった




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