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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第25章 甘く蕩けるような愛が欲しい$(冨岡裏夢)


月明かりの夜に。

白藤は焦っていた。



「っ!?」



雑魚鬼と言えど、俊敏な動きをする鬼を相手に苦戦を強いられる。



ザシュ。

しまった。



致命傷ではないが防戦一方ではこの鬼には勝てない。
でも、近くに鬼殺隊員の姿はない。



これは不味い。



私はこの鬼に殺されるのか。
呼び出しだからと屋敷から出なければよかった。



ああ、積んだ。

色々と諦めかけたその時。



スパン。

それはもう、鮮やかに。



鬼の頸は地面に転がり、灰になったのです。



「え?」

「大丈夫か?」

「冨岡さん…」

「傷…」



白藤の傷口に目を向ける冨岡。



「あ、直ぐに塞がるので」



シュゥゥウ。

胸元の傷が塞がると白藤の白い肌が露になった。



「っ、着ておけ…///」

「ありがとうございます」


直視出来ない辺りが彼らしくて可愛いと思うのだが、彼の名誉のために口には出さないことにする。



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