第77章 華ぞ咲く$
厭らしくも色付いた先端は意識するほど硬くなり、シャツを押し上げる。
「ふぅ…ん……///」
シャツの上から爪を使って乳輪をなぞる様にして触れると背筋に電流が走る。
更なる快感を求めて、カリカリと爪先で先端を刺激すると上擦った声が漏れる。
「ぁ、はぁ……んっ!!」
無意識に腰を揺らしながら自慰に耽っていたしのぶは、近づいてきた気配に気づけなかった。
「はっ、はぁ……///」
「お前見かけによらず、淫乱なのか?」
「ひゃっ!?鋼鐵塚さんっ!?」
「相手が欲しいなら、ちゃんと誘えよ」
浴衣姿の鋼鐵塚が溜息をつきながら、しのぶの部屋の戸を占める。
「誰が、そんな事………」
「そうか?腰振りながら、あんあん啼くのは淫乱じゃねぇのか?」
「失礼ですね!?」
「そうむくれんなよ。そうだ、賭けようぜ?今から俺が触ってお前がイかなかったら、謝る。でも果てたら俺の相手してくれよ」
「そんな賭け、乗るわけないじゃないですか」