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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第76章 契りて繋がる縁たち$(冨岡裏)


離さない。

離したくない。


このまま、縛り付けておきたいなんて、こんな気持ちはどうかしている。


赤子が出来れば、彼女を誰にも取られない。


保障などない、けれど彼女との幸せと愛の結晶を残せるならと。


独占欲に都合のいい理由をつけて、彼女に無慈悲に子種を放出し続ける。


本能でしか動けない獣の様だ。


孕め、孕めと念じながら、幾度となく欲を吐き散らして。


「ぎゆ……ゆるし……とま”っ……!!///」

「まだだ……!!」


縋る白藤の手すら押し付けて、最後の一滴まで俺は彼女の腟内に全てを流し込んだ。



「はぁはぁ……白藤?」



呼吸はしている。

どうやら気絶させてしまった様だ。


彼女に挿れたままだった陰茎を取り出すと、大量の白濁が流れ出てきた。


それを見て、段々と頭が冷めてくる。


俺は……



「白藤……すまない」

「義勇、さん?」

「無理を、させた……」

「あー、さすがに十三回位から私も記憶が……」

「十三……?」

「あはは。蝮酒って、怖いですねー……義勇さん?」



どう見ても顔色が悪い冨岡に声をかける。



「どこか具合が……?」

「俺は……酷いことを……」

「………まあ、暴走中は……ちょっと、あれでしたけど……義勇さんの事、嫌いになったりしてませんよ?」

「な?」

「最後のあれ……覚えてないんですか?」

「?」

「残念、無意識でしたか……」


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