第76章 契りて繋がる縁たち$(冨岡裏)
「どこから来たんだ?ん?文……」
鋼鐵塚は魅影の足首から文を外し、広げて読み始める。
「柱と祝言……白藤って確か前に炭治郎と里に来た別嬪じゃなかったか?」
「鋼鐵塚さん!」
「うわ、なんだよ子鉄!」
「何だじゃありませんよ、そろそろ降りてきて下さい!!」
「何でお前の言うこと聞かなきゃなんねーんだよ!!」
「アンタそれでも大人か!!あれ?そんな梟ここに居ましたっけ?」
「カラスの代わりに運んできたみたいだぜ?」
「文ですか?え!鉄穴森さーん!祝言ですって!!白藤さんの!!」
こうして、刀鍛冶の里はお祝いを盛り上げようと里長のみならず、白藤や炭治郎に助けて貰ったもの達が一丸となって声を上げた。
「鬼も居なくなった今、この仮面を外しても構わない。皆大いに楽しんで祝ってやろう」
「「「はい!!」」」
魅影は再び飛び上がっていく。
次に向かうのは、煉獄邸だ。