第41章 政宗 誕生日の噺ー中ー(R18)
んっっ。んっ、ぢゅっっ…ぅん…くちゅっ
何かの生き物のようにヌルヌルと蠢き這い回るお互いの舌。
(キス…気持ちい……ン…政宗…)
「…さ…ね……す……ンッ…」
貪られるだけにならないよう、瑠璃も懸命に政宗に喰らい付く。
胸部だけ強く抱きしめられ、引き付けられるようにして、口内を舌で侵犯される。
漏れ落ちる口付けの音が耳から脳を穢す。
フッと眼を開けた瑠璃の眼の前には
ジッと自分を見つめる蒼い瞳があった。
笑われた気がした。
(激しく生きるこの蒼い眼の獣は
いつも私を見ているんだー…
どんな私も見逃さないー…)
ぎゅうぅっっ と胸が締まった。
心に反応して身体も反応する。
(…たまんないよ…政宗…)
蜜が溢れるのが自分でもわかって、
それを政宗に気づかれたくなくて、
腰を揺らしてしまった。
(欲しいくせに……素直になれよ)