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地縛霊は孕ませたい!?

第6章 カレとカノジョと、僕の事情



ぎゅ、って。
後ろから抱き締めてくれる、逞しい腕。
泣いていいよ、なんていいながら。
泣き顔見ないように後ろにまわっちゃうんだ。
泣いてみっともない姿、見ないようにしてくれるんだ。


「ずっとこうしててあげる」







生意気。
年下のくせに。
まだまだ子供の、くせに。



なんでこんな気遣いができるの。
なんでこんなに優しく、できるの。






「…………」






布団に顔ごと押し込んで。
感情を吐き出すように泣きわめいた。





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