第17章 星空のプロポーズ
今にも目を閉じそうなサクの頬やおでこ、眠りを促すように瞼にもキスを落とす。
反射的に目を瞑ったサクに「おやすみ。」と小さく呟くと、「おやすみなさい…。」と返事をし、間もなく静かな寝息が聞こえ始めた。
結局聞けなかったけど、明日は1日休みで時間もあるし、明日聞こう。
付き合い出してから、漠然と感じていた不安。
サクがどこか遠くに行ってしまう気がして、心がザワザワと嫌な音を立てる。
オレはサクの体をしっかりと抱き寄せ、その存在を確かめるように温もりに身を委ねた。
……………………………………⭐︎⭐︎⭐︎…………