• テキストサイズ

【ONEPIECE】恵風は海を渡る【エース】

第81章 薄紅に見る夢








 記憶の海に、濃い桃色がいっぱいに咲き広がる。

 あの時見たいと思った桜を目の前にしても、心に想うのは貴方と見た桃色の海。


 いつだって、無い物ねだりのこの心を今日も私は持て余す。


 けれど。


 横の温もりに、決して失ったことばかりではなかったのだと思い出し。



 いつもとは違う想いで、私は桜を見上げた。





/ 1122ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp