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銀色の夢(銀魂・ヘタリア短編夢)

第26章 真選組逆ハー(サイト移動のため一時避難文章)


「ごめんなさいーーーー蜂が蜂が八が鉢くつぇこぉおおおお」
「いや、とにかく落ち着け。蜂がなんだって?」
「蜂が3万もの兵を連れて一斉蜂起」
自分で言いながらも少し冷静になって来た。
「…あほか!」
もちろん土方さんから突っ込みをいただきました。
完璧に頭冴えた。うん。やっぱりこれがなきゃだね。
「…土方くん、そこに誰かいるのか?」
座敷のほうから、聞きなれない声がする。
少し弱弱しいような、優しい声。
「ああ、ちょっと…その、迷い込んだらしく」
私の妙な言い訳のせいでうまく返せないらしく少し言葉を濁した。
すると、座敷の中からおかしそうに笑う声が響いた。
「おかしいな。土方くんらしくない返事だ。そこにいるのは君の…大切な人か」
「ち、ちげえよ!伊東、てめえ適当に何言ってんだ!!」
土方さんは声のする方の部屋へとずんずん歩いていき、障子を開けた。
そこにはメガネをかけたインテリ風の青年が座っていた。
(なんかここには珍しいタイプ…)
真撰組がなんたるかを知っているわけではないが、そんなことを考えて首をかしげてしまった。
しかしその青年は時折せき込み、一瞬上着から厳重にまかれた包帯が見えてしまった。
…この人、怪我してるんだ。
「伊東…さん?」
「…何か?」
思わず声をかけると、彼は冷たいまなざしに変わり、私はうまく声が出てこなくなってしまった。
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