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【R18】Querer【創作BL】

第32章 検索





自宅近くのコンビニに立ち寄り、
お弁当の陳列コーナーを眺める。

目ぼしいお弁当がなく、
カット野菜とカップスープで
お会計を済ませる。





「そろそろ自炊生活にシフトしないとな…」





頭でわかっていても
やる気が出ない。

一人暮らしっていうのもあるし
無性に寂しさと虚しさを感じたりして、
活力の源を見失っている。





暗い部屋に明かりを灯し、
カーテンを閉めようと手をかける。





「月が丸いな……。満月か?」





神々しく輝くお月様。

雲の姿もなく地上を平等に照らし、
静かに見守ってくれている。



こんな風に見上げたのはいつ振りだろう。
空を狭くするビルばかり見てた気がする。

心が洗われていく気がしていると
車の滑走音が耳に入り、
カーテンをしめた。


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