第27章 恋人 *
身体が裂かれそうなほど
押してやってきて、
長瀬の呼吸も苦しそうだ。
力んでしまわないように息を整え
いいよ、と言って出迎える。
「ア゛…うぐぅ…ッ」
長瀬の指も太くて長かったのに
大きさが違い過ぎる。
何度も途中で諦めようと思った。
痛いけど、
長瀬のために頑張らなきゃって…
長瀬のために応えなきゃって…
焼けそうな痛みを我慢する。
「いま…半分入った。
大丈夫そう?」
「あ、…うン゛…ッ」
「男って頑丈なんだな。
普通の女の子ならめっちゃ痛がるのに。
なあ湊。動いてもいい?」
「う、…あぁ…長瀬、キて…ッ~~゛」
ズクンッと身体を揺らす。
きつい、痛い、苦しい。
長瀬のが大きすぎて
息をすることすらつらい。
ソファーにあったクッションを固く握りしめ、
俺を求めてくる
長瀬に応えようと
痛みをこらえた汚い声がおし出る。
「んア゛…ぁ゛…あ、はぁ…んぃ゛ッ」
「喘いだ声はやっぱり男だな。
でも、きつくてすげー気持ちいいよ」
可愛い声なんて出ない。
そんなの自分が良く分かってる。
でも長瀬は俺を求めてくる。
長瀬はそれを分り切ってて、
雄のかたまりを奥に打ち込んできた。