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【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】

第2章 錯綜と交錯


鼻歌まじりでキッチンに立つを落ち着かない様子でスマホ片手にソファで待つ安室。
手伝うと隣に立てど追い払われていた。

30分ほど経過するとリビングのテーブルにランチマットが引かれ、朝食が並び始める。

最後に緑茶が入れられるのを見れば安室が好きな和食のようだった。

『冷蔵庫に入ってたもの適当に使ったよ。食べよ?』

嬉しい気持ちと腰の引ける複雑な思いを抱えテーブルに向かい椅子に腰を掛けた。

ご飯 味噌汁 焼き魚 出汁巻き卵 セロリの浅漬け…見事な献立だった。

両手を合わせいただきます、と料理に手を伸ばす。
驚いたのはまるで示し合わせたかのように味付けが安室の好みだった。

『大丈夫?口に合う?』

心配そうに伺うは何とも可愛らしかった。

「毎食でも食べたいくらいだ、驚いた」
『そっかぁ、良かった!』

安心したように箸をすすめる。

今ある光景は昨日の出来事からの棚ぼたでしかない事に気づけば、安室の胸に黒い影を落とさせた。

食事を終え二人ともスウェットのままで隣合いゲームをはじめる。
お昼近くまで没頭していた二人だった。

『私そろそろ帰るよ』

聞きたくない言葉とこなければいいと思っていた時間が来てしまった。
安室との関係はただの同僚かおまけで友達が良いところ。

「今日も…泊まっていけばいい」

言いたかったことを口にしていた。

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