第48章 陽光差す刻
すぐに炭治郎も体勢を立て直し、伊之助に続いて技を放つ。
そんな3人の懸命に戦う背中を見ながら、善逸は必死に己を奮い立たせる。
善(立て!!早く立て!!攻撃が途切れたら、無惨は逃げる。どんな一撃でもいいから放て!!無惨を削れ!!頼む…動いてくれ俺の体!!)
そんな善逸の脳裏に浮かぶのは、どんな時でも自分を叱咤激励してくれる恩師の顔。
善(じいちゃん頼む。じいちゃん、じいちゃん、じいちゃん!!俺の背中を蹴っ飛ばしてくれ!!)
その瞬間、まるで本当に蹴飛ばされたかのように善逸の体が動き出す。
ー 霹靂一閃 ー
何とか次の技を繋いだ善逸。
けれど、潰れた足では思うように威力が出せない。
善(速度が出ない…くそォオ!!)
──ドシャッ
そのまま技の勢いで転げる善逸。
それでも、善逸の攻撃は次の技へと繋がれた。
ー 桜の呼吸 肆ノ型 移流斬り ー
ー 獣の呼吸 狂い裂き ー
ー 日の呼吸 円舞 ー
時透と伊之助と炭治郎が続けて技を放つ。
無惨の触手が時透と伊之助を凪払う。