第48章 陽光差す刻
善「炭治郎!!生きることだけ考えろ!!聞こえるか!!お前は死なない!!絶対死なない!禰豆子ちゃんと帰るんだ!!人間に戻った禰豆子ちゃんと、生まれ育った家に帰るんだ!!」
その言葉に炭治郎の目から大粒の涙がこぼれ落ちる。
善「家族みんな待ってる!!2人が帰ってくるのを…!!」
懸命に言葉をかける善逸に無惨の攻撃が襲い掛かる。
──ガガッ
けれど今度は伊之助が無惨の攻撃を弾き善逸を助ける。
その間、炭治郎は懸命に頭を回転させていた。
炭(血鬼術で…神経を狂わされているなら、日輪刀が有効…なんじゃないか…??)
──ギチギチ
動かない体を懸命に動かす。
炭(早く、早く…。)
そして、刃先を自分の体へと向ける。
炭(隙間に刺す。太い血管と急所は避けろ。)
そのまま、日輪刀を自身へと突き立てた。
──ジュウウウッ
激痛と共に焼かれたときの鬼の匂いが炭治郎の鼻腔に届く。
炭(いける、か…頼む…止まれ、痙攣…止まれ…。)
炭治郎が1人戦うなか、無惨の息もどんどん上がっていた。
鬼「ハァ…ハァ…」
鬼(腕が、上がらない…。体が重い…。鉛のように…。)