第2章 恐怖
臨也side
桃井ちゃんたちに案内してもらって路地に着く。
複数人の足跡…それに、車のタイヤの跡が見つかった。
青「どこに行ったんだ?」
赤「折原さん、どうしてそんなに焦ってるんですか…?」
臨「…今までにも、こんな事があったんだよ。GPSも使えないし、家にいないし学校にもいない…ちょっと面倒な事に巻き込まれてね…
今はあまり詳しく話す暇はない。
黒「あの…折原さん、情報屋なんでしたら…あれ、使えませんか?」
指さされたのは、防犯カメラ。
臨「…うん。使えるね…全く、全然防犯になってないじゃないか…」
カメラにコードで携帯を繋ぎ、映像を確認する。
…!
…なんであの子はこんなにも狙われるんだろうね……
臨「…ちょっと危険になるから、君達は帰った方がいい。」
赤「…ついていくだけでも、ダメですか?」
…勝手についてくるかもしれないしね……
臨「…じゃ、桃井ちゃんは帰って。後、誰か桃井ちゃんを家まで送って。…女の子は流石に連れていけないよ。」
こうして、俺についてくるのは赤司君、紫原君…
それ以外の子は皆、桃井ちゃんの家で待機する事になった。
臨「リマの居るとこに着いたら、君達はこの番号に電話でこの事を伝えて、外で待機してて?警察だけは呼んじゃダメだからね。」
赤「わかりました。」
…車のナンバープレートを見て、場所は特定出来た。
もう少しだよ、リマ____!!