第2章 恐怖
桃井side
学校をさがしても見つからないまま、私たちは考えこんでいた。
黄「どこにいるんっすかねぇ…?あれ?」
赤「どうしたんだ?涼太」
きーちゃん、何かに気づいたのかな?
黄「いや、白井さんはここら辺の土地のこととか知ってるのかなーと思って…普通、知らない土地で無闇にうろうろはできないっすよね?」
きーちゃんが人をさん付けで呼ぶなんて…じゃなくって!
桃「それ…確かにそうだよね…」
臨「…まさか…」
折原さんが何かをつぶやいたかと思ったら、今度はいくつか質問された。
臨「この学校周辺に、人目につきにくい路地とかっめある?」
紫「そんなの知らな……あ、あったー…」
緑「一つだけ、直ぐに思いついた場所があるのだよ。」
普段あんなところに近づいたりはしないけど…
臨「そこ、すぐに案内してくれる!?」
桃「はい!着いてきて下さい!;」
学校を見渡すことが出来て、人目に着きにくくて誰も近づいたりしない所なんて、一つしかない。
…リマちゃんに、何か大変な事が起きてる…?
折原さんの焦りようを見て、誰もがそう思った。