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【あんスタ×ツイステ】奇人と魔法とあんさんぶる!

第1章 異変


私達が鏡舎に戻ってくると、初めは沢山いた生徒たちが1人もおらずしんと静まり返っていた。

「さて、皆の者。滞在する寮は決まったかえ?」

零さんがそう切り出すと、みんなはすぐにうんと頷いた。

「我輩はサバナクローじゃ」
「私はハーツラビュルで。薔薇が沢山ありますしねぇ」
「ぼくは『おくたゔぃねる』にします〜」
「僕はポムフィオーレにしよう」
「ボクはディアソムニアにするヨ」

みんな自分に合った寮を見つけられたようで良かった。
私がほっとしていると、零さんが再び言った。

「では、これから過ごす第2の我が家へ行こうかのう。……皆良い夜を」
「じゃあネ、兄さんたち。子猫ちゃんたちモ」
「なんだかどっと疲れがきたよ。君たちも早く寝たまえよ」
「ぼくも、つかれました……。みなさん、おやすみなさい」
「ふふふ、明日からが楽しみですねぇ。ではまた明日!」

それぞれ別れの挨拶を告げると、各々の寮へ続く鏡へと姿を消していった。

私はユウさんとグリムさんに連れられて、オンボロ寮へと向かった。
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