第9章 心の奥にあるものは? トレイ・クローバー
ーシュンくんだ…
今日の午後にでも来ると言っていたから間違いない。
トレイは私のポケットをまさぐり、ケータイを取り出して表示画面を見た。
「『今から行くから!』…誰だ、これ?別れてないのか?」
何か踏んではいけない地雷が爆発する音がした。
ケータイはトレイのズボンのポケットにしまい込まれてしまう。
「そうかそうか…はお馬鹿さんだから分からないんだな、お前が誰のものかって」
「むぐっ!んー!!」
服を下から捲りあげられ、ブラが丸見えになってしまった。
左手で胸を揉まれ、右手は下に降りていき、下着のクロッチ部分を指で擦る。
「これをしてたら声が聞こえないな、外すか」
タオルが口から離れる。
「やめて!触らないで!」
「ははっ、気持ちいいの好きだろ?だから大丈夫だよ」
私の言葉なんて一言も聞いてなかった。
乳首を指で摘み、片方を口で含んでじゅるじゅると吸い上げる。
ー嫌なのに…彼氏がいるのに…
乳首からは甘酸っぱい快感が込み上げてきて、抵抗する気がどんどん削がれていく。