第4章 ON
N side
今日も同じ家に帰った。
そーいえば大野さんの家行ったことないっけ..
いつか行けたらいいな..
大野さんは俺の家に入るなりすぐゴロゴロし始めた。
その顔を見てふと思った。
「誘いを断られた時の気持ちわかんないんだろな.....」
ふと小さな声で呟やいたら、大野さんはじっとこっちを見ていた。
「な、なんですか!」
今さっき言ったことを聞かれたのかと思って少し声を張り上げてしまった。
O「ん、なんか言ったかなぁーって思って」
「んふふふ、何も言ってないです。」
そう言ってお風呂場に行った。
大野さんに断られた時は異常にしんどいんだよな......