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愛されわんこ🐕【気象系BL】

第23章 AN(ON)


N side



いつものまぁくんじゃない。
いつもはもっと笑顔で優しくてふわふわしてる。
もっとバカでもっともっと元気なはず…

でも今日は違っていた。



流石に俺と大野さんの距離が近すぎたのかも…
怒られちゃう。
こわい、



いつもより強く腕を引っ張られている。
まぁくんの顔は怖くて見れない。
でも耳は真っ赤で…




え?


泣いてる?

え、なんで、なんでないてるの?



俺は内心ものすごく焦った
思わず




「ないてる?…」

そう呟くと
いきなり止まって壁に押された。


A「当たり前だろ、俺が恋人なのに。」




罪悪感で心がいっぱいになって泣きそうになった。
目の中水いっぱいでまぁくんもいっぱいだった。



「ごめんなさい…」
「いつもごめんなさい」

まぁくんが優しいから許してくれると思って常に誰かと距離が近いことが多かった。


A「もうしない?」


「うん」


チュ


A「お家帰ったら覚えてて」


満面の笑みで言ってたから怖かったけど
何気に嬉しかったから


「うん!!!」


と答えた。
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