第44章 ホークス オリジン
「よぉー凛…久しぶりだなぁ」
目の前で手を広げて独特な喋り方をするツギハギの男。
初めて死の恐怖を味わった相手がまた目の前に現れた…
今回は、ホークスが用意した場所でホークスのエスコートを受けて
「へー…あの日の汚い服とは大違いだなぁ」
一歩ずつ近づく荼毘に呼吸が乱れ体が震える。
振り返りホークスを見る
「ホークス…冗談はやめよ?」
ホークスは顔を背けドアガードをバタンとかけた。
その行動に笑いしか出なかった。
横をスタスタと歩いて奥へ進むホークスを見て、振り返りドアガードを開けて逃げようとした。
なのに、扉に赤い羽が突き刺さる
「凛ちゃん、帰るにはまだ早いよ?ちゃんと楽しませてから帰らないと」
荼毘が笑い腕を引き向きを変えさせられ、背中に無機質な冷たさを感じる
扉に手をついて荼毘は耳元で囁く
「ヒーローって残酷な事するよなぁ、…けど、会いたかったぜ凛」
「助け…て…ホー…クス」
「だとよ、ヒーローホークス…まだ間に合うぜ?どうする?」
その問いかけに守ってくれるって信じていた
「助けるわけないだろ?…好きにしろよ…けど、約束は守れよ荼毘」
その言葉を聞いた荼毘はニヤリと笑う
涙が伝う頬に舌を這わせた後にキスをした
絡む舌に気持ち悪さを感じる
ファスナーを器用に下げられてパサリとワンピースとブラジャーが落ちる。
顕になった肌に冷たさを感じる、体を押し返しても意味のない抵抗で下着へ手を入れられて割れ目をなぞられる
何度もいやだ、助けて、離してと繰り返しても何の意味も無かった。
言葉は無視されて行為はどんどん進行していく
「濡れてないな…あの日は糸を引くほど濡れてたのにな」
その言葉に荼毘を睨みつけた。