第6章 3対3~証明~
日向「?持っていくって何?どういうこと?」
影山「…お前はただブロックのいないとこにMAXの速さと高さで跳ぶ。
そんで全力スイングだ」
日向「ハァ!?ボール見なきゃ空ぶるじゃん!!」
影山「かもな!」
「ごめんね日向、私からもお願いしたい。やって見て欲しいの」
日向「…………わかった」
影山「は…」
「全力でサポートします!」
影山「!」
菅原(何をするつもりだ…っ
少なくともあのトスじゃ今の日向が合わせるのは無理だぞ…)
「ま、アドバイスとして、今まで以上の集中は必要だからね?
…ちゃんとAパスにするよ」
影山「おう フゥー
(見ろ 見ろブロックの位置は?ボールの位置は?スパイカーの位置は?
次どうう動く?どこに跳ぶ?こいつのジャンプのてっぺんはどこだ?
今!!!この位置!このタイミング! この角度で!!
ドンピシャ!!)
よしっ!」
日向「手に当たったあああ!!!」
月島「?手に当たった?大袈裟な」
澤村「……おい…今…日向目つぶってたぞ」
影山/「はぁ!?」
「ジャンプする瞬間からスイングするまでの間日向は目をつぶって、
飛雄がボールを見てない日向の掌にピンポイントにあげた。寸分の狂いもなく。
じゃないと空振る」
日向「なあ何!?今の何!?当たったんだけど!手に!
今!!おれの!なぁ!!」
影山「ぅおいおまえええ!目ぇ瞑ったってなんだ!」
日向「お前がボール見るなって言ったんだろ
目ぇ開けてるとどうしてもボールに目がいくから」
「確かに言ったね」
日向「でも今ので成功だろ!?なにが悪い!」
影山「それはそうだけどっ100%信じるなんてできるか普通!」
日向「だって今それ以外方法わかんねえもん!」